この道の向こう

詞・曲 なかたかおり 2015年 

 
 
この道の向こうにはまだ見ない世界があって
きっと素晴らしい景色が広がるのだろう
そう思い 一歩を踏み出した
僕はここから 一歩を踏み出した
 
心地よい風を身体で感じながら
着実にこの道を進んで行く
明るい希望を抱いて
胸いっぱいに希望を抱いて
 
時にいくつかの問題もあったけれど
幸いどうにか越えられるものだった
全てが簡単ではなかったけど
全てが難しいものでもなかった
 
今 僕は旅の途中
 
一体どれくらいの時間が経ったのだろう
未だこの道の向こうに辿り着く気配もない
道は次第に けわしさを増し
風は次第に 強さを増した
 
この道を進むことへの不安がよぎり始め
「たった独り」 孤独に襲われる
なぜ僕は 一歩を踏み出した?
なぜあの時に 一歩を踏み出した?
 
目に映る足元の小石を睨みながら
無性に自分を責める想いが溢れる
みんなはもう 先に行っただろう
僕にはきっと 無理だったんだ
 
この旅はきっと 間違ってたんだ
 
少し前を向くことをやめ 横に目をやると
同じように歩く人が沢山いて
それぞれの道をすすんでた
つまづきながら 道をすすんでた
  
「時に雲行きが怪しくなる日もあるけど
きっと選んだ道は間違いじゃない
大丈夫 信じて行きなさい」
「大丈夫」 隣の人はそう笑った
 
自分で決めるということは必ず途中で
底知れぬ不安に襲われてしまう
でも 必ず 助けてくれる人がいる
いつも誰かに見守られている
 
この旅はいつも照らされている
 
この道の向こうにはまだ見ない世界があって
思い描いたものとは違うかもしれないけど
きっと美しいだろう
とても美しく輝くんだろう
 
まだ 僕は旅の途中
まだ 僕らは旅の途中
いつかきっと この道の向こうへ